水野由加里のRacing Salon Vol.10~Premium Hを竹内氏・棟広氏・黛騎手と検討する~
14.11.11 - 水野由加里のRacing Salon
水野:水野由加里の Racing Salon、今回で第10回目となります。本日はお馴染みのキャスト、竹内さんと棟広さんとお届けします。そして、先程終えた「広尾っ仔REVIEW」の収録でゲストとして来ていただいた黛騎手も急遽ご同席いただけるということで、ご意見あればお願いします。
一同:よろしくお願いします。
水野:今回、リーフレット形式からパンフレットの形式に変わりましたね。
竹内:馬体も見やすくていいんじゃないですか。
棟広:それにしても、勝負をかける面々を集めましたね。ディープインパクトが2頭にキングカメハメハ、ネオユニヴァース、そしてストレイトガールの下にステラリードの初仔。
水野:天皇賞でもディープインパクトの産駒がワンツーを決めましたよね。今をときめくディープ産駒というのがどうしても気になります。
棟広:ただのディープ2頭じゃないですからね。青葉賞2着のエタンダールの全弟と阪神2200mでレコード勝ちしたアスクコマンダーの仔です。ちなみに私はアスクコマンダーをペーパーオーナーで持ってたんですよ。
水野:そうなんですかー。どうしてまたアスクコマンダーをPOGで指名されたんですか?
棟広:アスクコマンダーの母エイブルカグラもペーパーで持ってたんです。2代連続で指名したんですよ。
竹内:それは凄いですね。エイブルカグラの新馬戦は強烈でしたよね。
棟広:かなり夢を見ました。これは今年のPOGは勝ったと思いましたよ。
竹内:あの新馬戦のインパクトは凄かった。桜花賞間違いないと思いましたからね。ジェイドロバリーって凄い種馬になるんじゃないかと思いましたよ。結局あれがジェイドのピークでしたけどね(笑)
棟広: 2代続けてペーパーで持ってましたが、3代目の今度はリアルに持てますからね。感慨深いですよ。
竹内:考えたらエイブルカグラって桜花賞馬の仔だから指名してもおかしくない馬ですものね。伊藤雄二厩舎ですしね。今でいえば、アパパネの仔が国枝厩舎に入ったみたいなもんですからね。
棟広:そうですね。エイブルカグラの新馬戦の続きが見たかったですね。
水野:これだけでも話が止まりませんよね。1頭ずつ順番に紹介してもらおうと思ってましたが、すでにアスクコマンダー’13のお話に突入してますね(笑)
竹内:このまま行きましょう(笑)
水野:そうですね(笑)この勢いで進めていきますね。では、すでに突入しているアスクコマンダー'13の血統的な特徴を教えてもらえますか?ディープ産駒という事で会員さんも注目されていると思うんですが。

竹内:この馬の血統を語る時に忘れてはいけないのは曾祖母シャダイカグラが桜花賞を勝っているという点です。一族にクラシックウイナーがいるというのはその牝系が優れているという証なんですよ。そして、この一族が凄いのはそのシャダイカグラから2代に渡ってレコードホルダーが出ているという事です。
水野:つまり、エイブルカグラとアスクコマンダー
竹内:そうです。棟広さんの愛馬です(笑)
棟広:エイブルカグラは新馬戦で7馬身ちぎってレコード勝ちしました。このレコードは18年間破られなかったんですよ。そしてアスクコマンダーも阪神2200Mのレコードを更新しました。このレコードも9年間破られなかったんです。
竹内:宝塚記念でアーネストリーが更新するまでは、競馬新聞の阪神2200Mの欄には常にアスクコマンダーって書いてありましたもんね。グランプリレースじゃないと破られなかったんだから凄いですよね。
水野:そのアスクコマンダー'13の配合的な魅力というのはどうなんですか?
竹内:アスクコマンダー'13の配合形式はディープインパクト×コマンダーインチーフなんですけど、そもそもサンデーサイレンスとダンシングブレーブというのは相性がいいんですよ。この2頭の間にはニックス、つまり配合的親和性があると思っています。細かく説明すればHaloとDroneが顔を合わせるというのがポイントなんですが、詳しい理論は公式サイトの配合解説を読んでもらう事にして(笑)さらに言うならディープインパクト×ダンシングブレーブというのはもっと良いんです。阪神牝馬ステークスを勝ったスマートレイアーがディープインパクト×ダンシングブレーヴを持っています。この辺の理屈も配合解説で細かく説明していますので読んでいただきたいです(笑)。
水野:考え抜かれた配合という感じなんですね。この馬の一番の魅力というと?
竹内:一番の魅力は全て揃ってるという事じゃないですかね。父が日本一の種牡馬ディープインパクトで母が阪神2200Mのレコード勝馬、祖母もレコード勝馬、曾祖母は桜花賞馬、配合も嵌まってるという。何拍子も揃った感じですね。しかもアスクコマンダーは既にスイートピーSを勝ったトレノエンジェルを産んでいるんですからね。なにより安心感がありますよね。
棟広:トレノエンジェルもオークストライアルのOP特別であるスイートピーSを勝って、クラシック戦線にしっかり躍り出ています。しかもキャリア2戦です。
竹内:それの下でディープというだけで面白いです。棟広さんのアスクコマンダーの印象はどうでしたか?
棟広:母親(エイブルカグラ)が1200mでスピードを見せつけたという印象とは少し違っていました。中距離でスタミナタイプ。エイブルカグラも1戦だけでしたので分からないのですが、アスクコマンダーだけを見ると切れ味よりも渋太さをより感じました。ディープ産駒はスパッと切れる脚を持ってますから、どんな馬が生まれるか興味があります。エイブルカグラも1戦だけでしたので分からないのですが、アスクコマンダーだけを見ると切れ味よりも渋太さをより感じました。ディープ産駒はスパッと切れる脚を持ってますから、スタミナと切れ味が融合すれば楽しみが広がると思います。
竹内:エイブルカグラはジェイドロバリーの子どもですけど2000mくらいは持ったかもしれないですね。アスクコマンダーが芝2200mのレコード勝ちをしたというのがそれを証明したといえますよね。
水野:芝の中距離になりそうですか。
棟広:間違いなくクラシックディスタンスは持つと思います。
水野:募集価格はどうですか?
竹内:ディープの牡で6400万円ですよね。例えばこの馬がセレクトセールに出ていたとしたら6400万円では買えないと思いますよ。まさか4000万円で落ちる事は無いでしょうしね。8000万円くらいまでいくんじゃないですかね。そういう意味では適正だと思いますね。
水野:心強いお言葉をありがとうございます。そういえば、棟広さんは月1で北海道に行かれているそうですね。
棟広:そうですね。実は再来週も行ってきます。1日で全ての牧場を周り、東京に帰ってきて、その日のうちに福岡に飛ぶスケジュールです。
水野:その行程はハードですね~
竹内:AKBでもそんなスケジュールないですよ(笑)
棟広:次の日は相撲観戦なんですけど(笑)
水野:いきなりプライベートじゃないですか。
竹内:(笑)
棟広:いや少し関わりがあるのですが、実はグレイスフルソング’13を知り合いの親方が買ってくれまして。自分が薦めたという理由もあったので。同馬の話をしてこようというのもあります。
竹内:応援しに行くということですね。
水野:力士さんはどういう選び方をするんですかね。
棟広:パンフレットの馬体などを見て決めたみたいですよ。国枝調教師が何度も何度も馬を見に行くほど惚れているみたいですしね。これは、オススメですよね。
竹内:そういえば、私も前職で、某親方にどれがおススメかな?と聞かれましてバービキャットの仔がいいですよ、と言いましたら50口くらい買ってくれた事がありましたよ。さすがに責任感じましたけどね。それが後のレッドスパーダです。走ってくれて良かった(笑)
水野:その買い方は凄いですね。しかもNHKマイル2着じゃないですか。
竹内:でもね、NHKマイルで2着になった直後に親方に会ったらいきなりヘッドロックされて「2着じゃだめだろ~男は勝たなきゃあかん」とか言われちゃって(笑)勘弁してよね、G1で2着なんだから凄いのにね。でもスパーダは結局重賞3勝しましたからね。親方大喜びしていましたよ。力士さんも競馬好きな方が多いんですよね。
水野:それも凄いお話ですね。
それでは、この流れでそんな豪快な業界の力士からも注目されるグレイスフルソング’13のお話をしましょうか。

棟広:グレイスフルソング’13は調教師も相当気に入っているということもありますし、血統もしっかりしておりますしいいですよね。国枝先生はキンカメ産駒のアパパネで大成功していますし、本馬はキンカメ産駒でも、固さがなく、サイズも丁度いいですよね。
水野:血統的にはどうですか?
竹内:キンカメ産駒で母方にサドラーズウェルズが入るんですが、キングマンボとサドラーズウェルズは有名なニックスなんですよ。エルコンドルパサーもそうだし、イギリスとアイルランドの2000ギニーを勝ったヘンリーザナヴィゲーターもそうだし、キャメロットというダービー馬もそうでした。
ややもすると血が重くて、日本だとダート馬になる傾向もあります。フェアリーバラードのキンカメ産駒にグラッツィアというダート馬がいますが、配合的には共通点が多いのでグラッツィアのようなタイプになるかもしれませんね。牝系は名門ですから少なくても大関にはなるでしょう。
棟広:母父のロックオブジブラルタルはG1を7連勝した最強マイラーですからね。芝のスピードを伝えている可能性も有りますよね。種馬としては成功していませんが、母父になって成功するパターンかもしれません。メジロマックイーンがそういうパターンですよね。
竹内:棟広さんが言うようにロックオブジブラルタルのように恐ろしいほどに強かった馬というのは種牡馬としては成功しないケースが多いんですよ。恐ろしいほどに強かったという事はそれだけ配合もドンピシャリにハマっていたという事なんですよ。寸分の狂いも無く配合がハマっている馬に何を足してもバランスが崩れてしまうんです。配合は100点と100点を足して200点にするのではなくて、トータルを100点にしないといけないんです。100点の馬に0点を足す事は出来ないですからね、一度バランスを崩して母父に入ってから残りの点数を足すという感覚です。過去に恐ろしいほど強かった馬、例えばバックパサーやセクレタリアトなんかは種牡馬として失敗して母父として大成功してます。ロックもそういうタイプかもしれませんね。グレイスフルソングでワンクッションおいてからのキンカメというのはとても魅力的ですね。
水野:キンカメを希望したのは国枝先生なんですよね。
竹内:国枝先生の配合なんですか。これは全責任を取ってもらわないと(笑)未勝利で終わったら先生のポケットマネーで(笑)それなら会員さんも安心して出資できます(笑)
棟広:破産しますがな(笑)
水野:丁寧な厩舎で有名な国枝厩舎ですけど、先生ご自身の思い入れのある配合ということで、より可愛がってくれるのかなと思うと手を出しやすい馬ですね。距離面はどうですか?マイルですか?
竹内:そうかもしれませんね。ロックがマイルで、キンカメもNHKマイルカップを勝っているので幅としては1600-2000mというイメージでいいと思いますが、サドラーズウェルズが入っているのでサドラーズが主張すれば2400mまで対応するかもしれませんね。
馬名を見てもバラードから→エンジェリックソング→フェアリーバラード→グレイスフルソングという流れがオシャレじゃないですか。歌姫的な感じで、この次は「レリゴー(Let it go)」ですかね(笑)
水野:アナ雪ブームに乗っかってる~(笑)そういえば、この馬は馬名の締切が迫っているんですよね。
棟広:ベイビーローズ’13と同じ時期で、来年の1月と聞いています。親しみを持ってもらいたいという思いからみたいですよ。
竹内:リキシオーとかはやめてくださいね(笑)
水野:技名とかもいやですよ。ヨリキリとか。
(一同爆笑)
竹内:とうとう、広尾さんそっち系にいったかと言われてしまいますよ。今までオシャレで来ていたのに(笑)皆さん奮ってご応募くださいということですね。
棟広:親方にも言っておきます(笑)
水野:それでは、ミスペンバリー’13に行きましょうか。こちらもディープインパクトがお父さんです。

棟広:これはいまさら説明するまでもないですね。エタンダールの全弟ということで、エタンダールがクラシック戦線に乗っていますから心強いですよね。
竹内:青葉賞2着でしたね。ダービーでも8着に入着していますしね。
その全弟で同じ藤原先生ですよね。キャンセル募集ですから、すぐに売れてしまいますよね。何口の募集をするんですか?
棟広:50口程度と言われてます。
水野:それだとすぐに埋まってしまいますね。
竹内:2月2日生まれですね・・・ニャンニャンの日ですね。
水野:竹内さん、それ関係ないですよね(笑)
竹内:すみません。猫好きなもんで、ついつい反応してしまいました。2月2日はキャットフードが安くなるんですよ。近くのペットショップで、、、
水野:猫関係ないし~(笑)血統教えてください
竹内:はい。先日の天皇賞を勝ったスピルバーグがディープインパクト産駒で母方にサドラーズウェルズがいるんですよ。トーセンラーも全兄なので同様ですが、ハープスターもディープ産駒で母方にサドラーズの全弟フェアリーキングがいます。エタンダールもサドラーズを持っていますから、旬な配合ですね。
水野:旬である上に母のデータとしてもモンジュー肌で世界最高賞金獲得繁殖牝馬ということも後押しになりますね。兄弟が活躍しているということですよね。
竹内:ミスペンバリー’13は理屈をつける以前に結果が出ているので安心して買っていいという感じではないでしょうか。棟広さんは、こちらも月1回の馬見をされてますか?
棟広:はい、とにかく馬体が抜けていいです。厩舎から出てきただけで、
“なんだこの馬は!”と思うようなオーラがあります。
吉澤ステーブルでの評価は抜けていいですし、
先日見に行った際に、偶然に藤原英昭調教師が来場したのですが、「この馬は大丈夫やな」と言ってましたね。
竹内:それは心強いですね。「この馬は大丈夫かな?」の聞き間違えじゃないですよね(笑)
棟広:それだったら大問題ですよ(笑)!大丈夫と言い切ってました。
竹内:恐らく藤原先生はエタンダールやクリサンセマムとの比較で「この馬は大丈夫やな」と言ったと思うんですよね。兄たちの若い頃を見てますから、比較で出た言葉だと思いますね。辛口の藤原先生が太鼓判押すんだから期待していいでしょうね。
水野:そうですね。それでは、次はベイビーローズ’13ですね。
本馬はHirooのWAで配合種牡馬を募集して決定されたんですよね。

竹内:ネオは牡馬がいいというイメージがありますが、イタリアンレッドのように古馬になって重賞を勝つ牝馬も出ていますしね。彼女はサマーチャンピオンになりましたしね。
棟広:育成では扱いやすい馬だそうですよ。見る度に良い方向に成長をしていて、小崎調教師が気に入る理由も自分でもわかるくらいです。
水野:写真でも大人しそうに映っていますね。この馬の血統はどうなんですか?
竹内: いま流行っている配合パターンに、ヘイローのクロスというのがあるのですが、ただ単にヘイローをクロスさせるのではなくて、バラードを絡めたヘイローのクロスがとても効果的で沢山重賞を勝っているんです。ロゴタイプも、ダノンシャンティもダノンバラードも。最近では今年のダービー馬のワンアンドオンリーもそうです。バラード経由のヘイロークロスは今一番ファッショナブルです。それをこの馬は持っているんですよ。配合面から見たら買いです。それにしても、シングスピールにヘイローを入れる会員の皆さんのセンスは素晴らしいですね。
黛:ネオの牝馬と言えば、フォーエバーモアとかオメガハートロックも走ってますよね。この仔は、足が長くて、すらっとしていますよね。顔もいいです。
水野:3万という募集価格も魅力ですよね。
強い気性が出たとしても、マカハやエルカミーノレアルがスランプになっても何とか立て直そうと粘り強く対応してくださる調教師ですので安心してお任せできますよね。
金額のバランスがいいなぁと思います。
竹内:主婦目線ですね(笑)
水野:(笑)馬場適性はいかがでしょうか?
竹内:芝だと思いますよ。体形からしたら芝の1800mじゃないですか。バラード経由のヘイロークロスは2歳戦から3歳のクラシックにかけて強いですからPOGや一口を持つならうってつけの配合だと思いますね。
水野:期待してよさそうですね。それでは、2014年の当歳に行きましょう。ステラリード’14からお話しいただいてもいいですか。

棟広:はい。言わずと知れた新馬戦から函館2歳Sを2連勝したステラの初仔ですね。ステラリードは古馬の引退間近まで1000万クラスで着を拾うことをしていましたら、勝ち星が2歳時に集中しているのを見ると早熟に見えますが、一概にはそうは言えないと思います。
竹内:確かにそうですよね。スペシャルウィーク産駒が2歳の1200mで終わるなんて変ですからね。この前の菊花賞を勝ったトーホウジャッカルを見てもダービーの日のデビューから急成長で3000mを勝ってしまうんですから。
棟広:あの馬は凄かったですね。
水野:デビューから149日でのクラシック勝利ですよね。東日本大震災が起きた約2時間後の午後5時頃に生まれているんですよね。
竹内:スペシャルウィークはブエナビスタもそうですけど、たまにとんでもない馬を出す種馬ですからね。
棟広:父シンボリクリスエスで、母父スペシャルウィークですから、この馬も早熟とは思えないですね。
水野:傍から見てると血統とか能力というよりは、ステラリードは精神的な何かがあったのかなぁと思います。
竹内:そうですよね。それで森先生も早めに仕上げた方がいいなと思ったのかもしれませんね。サドラーズが入っているスペシャルウィーク産駒が2歳の夏では終わるとは思えない。もっと成長力はあったと思いますよ。お母さんになってから証明されるでしょう。
水野:この馬は、会員限定分の早期特典のキャンセル募集ですよね。早期特典が100口で残りが通常募集になるんですよね。早期限定が40%のポイント還元or20%値引き、新規は50口限定で30%ポイント還元もしくは15%値引きですね。
竹内:キャンセルされた方がいるんですね。
棟広:血統背景的にはどうですか。
竹内:シーザリオがサドラーズを持ったスペシャルウィーク産駒でオークスを勝ちました。そのシーザリオにシンボリクリスエスが配合されたのがエピファネイアですよね。ステラリードも同様の血統でシンボリクリスエスの配合ですから、この馬はエピファネイアにとてもデザインが似ています。ステラリードの仔で菊花賞を勝っても不思議無いですよ。
水野:分かりました。次は、ネヴァーピリオド’14ですね。

棟広:出ましたね。ストレイトガールの妹です。ストレイトガールはいまやスプリント界で1、2を争う馬です。
竹内:ストレイトガールはいつも前が詰まっている印象のレースが続いてますが、日本で一番速いんじゃないかという気がしますよね。
棟広:本当にG1をいつ勝ってもおかしくないですよね。
水野:ということはこの馬も短距離馬ということですか。血統的にはどうですか?
竹内: 母父タイキシャトルと言えばワンアンドオンリーですよね。タイキシャトルにサンデー系のハーツクライがついてダービーを勝ちました。一概には短距離馬とは言い切れないですが、ストレイトガールのイメージがやはり強いですからね。やはりスピードが武器でしょうね。お父さんのマンハッタンカフェはカーリアンととても相性が良くて、カーリアンを持つ繁殖との間にレッドディザイア、ガルボ、ジョーカプチーノを送り込んでいます。この馬の母もカーリアンを持っていますから配合レベルは高いです。ジョーカプチーノのイメージかもしれませんね。
棟広:スピードタイプの可能性が高いですよね。牝馬ですからそちらの方がいいですよね。
竹内:ストレイトガールの下というだけでも買いたいですよ。
水野:そうですよね!確かに。
棟広:この募集価格はどうですか?
竹内:さっきの話じゃないですけど、ストレイトガールの下がセレクトセールに出てきたら牝馬でも5200万円は行くでしょう。価値としてはこの募集額も妥当だと思います。
水野:ありがとうございます。最後に、皆さんの推しウマとしてはどうでしょうか。
棟広:自分はアスクコマンダー‘13ですよね。エイブルカグラ、アスクコマンダーのペーパーオーナーから実際の出資者になるのは夢です!
黛:僕はベイビーローズ’13が好きですね。
水野:(びっくりしながら)いきなり入ってきましたね(笑)
黛:顔もいいし、首さしもいいですし。馬体もこのパンフレットの中で一番よく映ります。
棟広:それは端的でインパクトある言葉ですね。現役騎手の言葉ですから、重みがあります!
竹内:私はストレイトガールの下で配合もセンスが光るネヴァーピリオド’14ですね。
水野:私は思い入れからステラリード’14です。一口馬主として新馬勝ち、重賞勝利、クラシック挑戦を叶えてくれたステラリードに、初めて見た有馬記念の勝ち馬シンボリクリスエスがお父さんなんです!
棟広:ここには参加してませんが、親方はグレイスフルソング’13ということで、なんだか綺麗にまとまってますね(笑)
竹内:それだけに素晴らしいラインアップということですよ。
水野:そうですね!皆さん、お疲れ様でした。竹内さんは11月23日~24日の募集馬展示会に行かれるんですよね。来週は棟広さんも北海道に行かれるということで、ぜひ次回の場でのレポートをお待ちしています。
竹内・棟広:分かりました。
水野:それでは、Premium H、募集開始は11月25日からとなります。皆さん、Premium H で夢の舞台へ行きましょう!